2005年3月 No.52
 
 

★ JFEスチール(株)「塩ビ高炉原料化システム」の記者見学会開く

 
  鉄鋼大手のJFEスチール(株)(本社=東京都千代田区)と(社)プラスチック処理促進協会、塩ビ工業・環境協会(VEC)が共同で開発した「塩化ビニル高炉原料化システム」の記者見学会が、去る12月6日、同社の東日本製鉄所京浜地区(川崎市)で開催されました。
 同システムは、使用済み塩ビを鉄鉱石の還元剤として高炉でリサイクルするほか、塩化水素ガスを塩酸として回収し製鉄の洗鉄工程などに再利用するもので、昨年5月に本格稼動して以降、塩ビのリサイクルを加速する新技術として各界の注目を集めています。
 記者見学会では、一般紙、業界紙あわせて25社29人の参加者が、使用済み塩ビ製品を分解処理して高炉還元剤と塩酸を生産する一連の工程や、塩酸を使った熱延コイルの酸洗浄処理工程などを熱心に見学しました。
 
 

★塩ビ鳥居の(株)ミヤムラが「2005全国異業種交流フェア」に出展

 
 「2005全国異業種交流フェア」(主催=(財)中小企業異業種交流財団)が3月1日、東京都港区の虎ノ門パストラルで開催され、本誌No.49(平成16年9月号)でご紹介した(株)ミヤムラ(熊本県益城町)も出展して話題の塩ビ鳥居をPRしました。
 同社の宮村宜明常務の話では、「こんな面白いものがあるということを皆に知ってもらいたくて参加した」とのことで、会場では製造方法や開発した動機などを興味深げに問い合わせる来場者の姿も。「熊本城稲荷など熊本市内を中心に既に5カ所12基が設置済み。当社のホームページにも全国からアクセスがある」という塩ビ鳥居。その人気は着実に広がりを見せているようです。
 
 

★出展レポート/「エコプロダクツ2004」にVECが出展

 
 産業環境管理協会と日本経済新聞社が主催した「エコプロダクツ2004」が、平成16年12月9日〜11日の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。
 6回目を迎えた今回は、過去最高の450以上の企業・団体が参加。環境に優しい各種製品・サービス等を一堂に集めた展示会となり、延べ12万人以上の来場者で活況を呈しました。
 VECは、塩ビ製エコ商品として、「樹脂サッシ」「樹脂サイディング」及び「リサイクル塩ビ製品事例」を展示し、長寿命と省エネで暮らしを支える素材「塩ビ!」を紹介しました。詳細は、「エコプロダクツ2004」のホームページ(http://www.eco-pro.com/)をご覧下さい。