2002年9月 No.42
 
 

国際フォーラム「日欧塩ビリサイクルの現状と展望」開催

 
 当協議会と塩ビ工業・環境協会(VEC)および鳥取環境大学の共催による国際フォーラム「日欧塩ビリサイクルの現状と展望」が去る6月20日、京都リサーチパークにおいて開催されました(協賛=プラスチック化学リサイクル研究会)。
 このフォーラムは、日米欧の塩ビ業界関係者が「各国の塩ビリサイクルの現状」をテーマに定例の情報交換会を京都で開くこととなったのを機に、「各界の関係者にも広く塩ビの実情を知ってもらおう」という狙いから企画されたもので、当日は、電気、自動車、通信、鉄鋼などの塩ビユーザーをはじめ、リサイクルベンダー、学界、行政、NPOなど巾広い分野からおよそ200名が参加。
 冒頭、岡崎誠鳥取環境大学教授が主催者挨拶を行ったのに続いて、日欧双方から、塩ビリサイクルの現状と新しいリサイクル技術の開発動向などが報告され、循環型社会に向けた塩ビ業界の取り組みが国内外で着々と進んでいることを印象づけました。また、プラスチック化学リサイクル研究会の奥脇昭嗣副会長(東北大学工学部教授)からは、「塩素の有効利用の観点からも塩ビリサイクルの一層の前進が望ましい」との見解が示されました。
 フォーラム終了後に開かれた懇親会では、講演の中身についての意見交換が活発に繰り広げられたほか、循環型社会をともに形成していこうという意志を参加者一同で再確認して、熱気に満ちた1日に幕を降ろしました。
 

「ハウジングフェスタ2002」で塩ビ建材の環境性をアピール(VEC)

 
 塩ビ工業・環境協会(VEC)は8月2日〜4日まで、東京・有明の国際展示場で開かれた「ハウジングフェスタ2002」(主催=ハウジングフェスタ実行委員会)に出展しました。
 同展は、《快適“住まいる”の3日間》をキャッチフレーズに、セキュリティー、長寿命、環境などの視点から新たな開発が進む最近の住宅事情を、各種展示会とセミナーにより紹介したもので、今回がその第1回。
 期間中VECでは、窓枠、サイディング(外装材)などの塩ビ建材を展示したほか、塩ビ業界が取り組むリサイクル活動の現状などを紹介して、来場者に「長寿命で環境性にも優れた塩ビ建材」の特性をアピールしました。