1995年9月 No.14
 
 

● 塩ビニュース・フラッシュ―最近の新聞報道から

 
  • 農水省が農業用ビニルや家畜糞尿など農業廃棄物・副産物の再資源化へ向け検討委員会を設置。農ビの固形燃料化などをテーマに具体策を検討し、この夏にも中間報告(鹿児 島新報5/8)。
  • 四国電力が廃電線の樹脂製絶縁カバーをリサイクル。電柱を支えるワイヤーカバーに再利用(リサイクル率6〜7割)しているほか、今年度中に再生絶縁カバーに活用する計 画も(山陽7/8)。
  • 岡山県船穂町のプラスチック成形メーカー・水菱プラスチックが、自動車のドア内張り製造時に出るプラスチック端材(塩ビとポリプロピレンの複合材)のリサイクル技術開発。2種類のプラスチックを同時に溶かして再生し、車内の小物入れなどに利用(山陽 7/8)。 
  • プラスチック処理促進協会が「次世代廃プラスチック液化技術開発プロジェクト」の実施計画を発表。塩ビなど廃プラ処理技術の開発と同時に、処理能力年間6,000トン規模の実証プラントを来年秋までに新潟市に建設。重油並み高品質油4,000klの 回収をめざす(東京新聞8/17他)。
 

● 塩化ビニルリサイクル推進協議会の新聞広告がニューヨーク国際広告祭で入賞

 
 当協議会のキャンペーン広告「燃えろ、塩ビ」(3回シリーズ。掲載日は昨年10月〜12月日経産業新聞)が、このほどアメリカの国際広告賞「ニューヨーク・フェスティバル国際プリント&ラジオ広告賞」を受賞しました(環境キャンペーン部門佳作)。応募総数4,315点(世界55カ国)の中から選ばれたもので、斬新なコピーとイメージ写真で訴えたいことを簡潔に表現した点が評価されました(写真はシリーズの中の1点)。