2016年3月 No.96
 

ミラノ国際博覧会2015の話題から
パビリオン建材に塩ビが一役

解体後は再利用の事例も。欧州塩ビ協会のニュースレターが紹介

 2015年5月1日〜10月31日まで、半年間にわたって開催されたミラノ国際博覧会2015。そのパビリオンの多くに塩ビが使われていたことを、欧州の塩ビ業界団体・ECVMのニュースレター『Wonderful Vinyl』が伝えています。中には、博覧会終了後、解体されて移築、再利用されるパビリオンもあって、塩ビはデザイン性や環境対応をアピールする上で重宝された材料のひとつだったようです。主なものを拾ってみると―
博覧会会場
博覧会会場を東西南北に走る2本の幹線道路の覆いには、塩ビのファブリック・メンブラン(膜材)を使用。雨をしのぎ、暑い日には周辺より2〜3度気温を低くする日陰効果を発揮した。メイン通路の覆いは万博跡地で今もそのまま使われている。
出展:Wonderful Vinyl No.13から
   

【RCS Media Pavilion】
地元メディアのパビリオン。木製の柱と透明な軟質塩ビシートクッションでできた透明感のある建物で、クッション部分の軽さと木枠の重厚さが対照をなしている。
出展:Wonderful Vinyl No.13から

  【German Pavilion】
パビリオンの中でも最大級のドイツ館。屋上に突き出た巨大な漏斗状のものは、鉄骨とPVC/PES(ポリエーテルサルフォン)メッシュおよびETFEで作られている。
出展:Wonderful Vinyl No.14から
  【Edicola-Caritas Pavilion】
反貧困のNGOカリタスのパビリオン。白い箱を組み合わせた形態で、壁面はPVCメッシュ製。イタリア北部のCaritas Centerに移築、再利用される予定。
出展:Wonderful Vinyl No.14から
   
【Mexican Pavilion】
PVC/PESのメッシュを使ったメキシコパビリオンは、解体後メキシコに運ばれて、再利用されている。
出展:Wonderful Vinyl No.13から
  【Copagri DOME】
イタリアの農業者団体のダブル・ドーム型パビリオン。ドームの内部に塩ビシートと半透明の塩ビクッションが使われている。
出展:Wonderful Vinyl No.13から
  【Kuwait Pavilion】
アラビア湾に浮かぶ帆船をイメージしたクウェートのパビリオン。ここでもPVC/PESメッシュとETFEが使われている。
出展:Wonderful Vinyl No.13から