2008年9月 No.66
 

VEC/JPECがプラスチック化学リサイクル研究会の
功労賞受賞

「塩素系プラのリサイクル技術研究」に関する長年の貢献などを評価

 塩ビ工業・環境協会(VEC)と塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)が、プラスチック化学リサイクル研究会(会長:奥 彬・京都工芸繊維大学名誉教授)の平成19年度「功労賞」を受賞しました。「塩素系プラスチック材料のリサイクル技術研究開発」に関する長年の貢献が認められたもので、去る6月2日には、東京千代田区の日本大学理工学部駿河台校舎でその表彰式が開催されました

●フィードストックリサイクルの発展に功労

奥会長から記念の盾を受け取る
VEC・関専務理事
 プラスチック化学リサイクル研究会(略称FSRJ)は、プラスチックの化学リサイクル(フィードストックリサイクル)に関する技術の発展を目的に、産学官の研究者が横断的に結集して1998年に設立した団体です(塩ビ業界からはVECが参加)。
 討論会や講演会、セミナーなどの主催を通じた研究、技術情報の交流を主な活動としており、これまで4回にわたり世界各地で国際シンポジウムを開催するなど、海外の研究者との交流も旺盛。また、内外の研究者・団体を対象とした表彰事業も主要な活動のひとつで、毎年、選考委員会による検討作業を経て、功労賞、功績賞、進歩賞、発表賞の4賞が選ばれることになっています。
 このうち、功労賞は「プラスチック化学リサイクルに関する科学技術の発達に多大の功労があった者」に授与される賞。今回のVEC/JPECの受賞は、塩素系プラスチックのリサイクルに関連して、両団体が「長年にわたり数多くの技術開発や支援助成活動を継続的に推進してきた」こと、さらにはFSRJの主催する国際シンポジウムに対するVECの貢献などが認められたものです。

●受賞に恥じぬよう更に研究開発を深める(VEC)

受賞者の皆さん
 6月2日の表彰式は、FSRJの平成20年度総会終了後に開催され、他の受賞者と並んでVECからは関専務理事が出席。表彰理由の説明に続いて、奥会長から賞状と記念の盾が各受賞者に手渡されると、それぞれの功績を称えて会場から盛んな拍手が贈られました。
 今回の受賞についてVECでは、
 「平成19年度はVEC/JPECが共同で、塩ビのリサイクルの全体像と今後の取り組みの方向を『リサイクルビジョン−私たちはこう考えます−』として表明した年であり、その取の組みの大きな柱となる塩ビのリサイクル支援制度を創設し、運用を開始した年でもある。これらの活動はまだ緒についたばかりであり、今回の受賞はこうした取り組みに対するFSRJからの激励と受け止めている。リサイクルを取巻く環境は日々刻々変化している。我々も受賞に恥じないよう、塩ビリサイクルの仕組みの発展に努めてゆかねばならないと、改めて肝に銘じている」と語っています。
 なお、今秋開催される同会の第11回研究討論会(9月16日〜17日、熊本市国際交流会館)で、受賞4件の記念講演が行われる予定です。