1998年3月 No.24
 
 

● 当協議会のホームページ正式スタート。アドレスは、 http://www.pvc.or.jp/

 
 前号でお知らせした当協議会のホームページ「塩化ビニル──より人にやさしい環境のために」が、3月から正式に開設されました。塩ビに関するさまざまな情報をインターネットで分かりやすく一般の人々に提供していくもので、・当協議会からのメッセージ、・塩ビができるまで、・安全な生活と塩ビ、・リサイクルされる塩ビ、・環境にやさしいごみ処理の5項目の記事から、塩ビ業界の環境対策やリサイクルの動き、最新のトピックスなどを簡単にキャッチすることができます。PVCニュースのバックナンバーもすべて閲覧可能です。ぜひ、アクセスしてみてください。

 

● 本誌別冊『環境問題を考える』発刊、 有識者20人の貴重な発言を集約

 
 PVCニュースの別冊『環境問題を考える』が、発刊されます。本誌の連載企画《有識者に聞く》20回分をまとめたもので、ダイオキシン問題や廃棄物、リサイクル問題などを考える上で傾聴すべき有識者各位のご意見が集約された形となっています。

ご希望の方は
塩化ビニル環境対策協議会事務局
郵便番号100-0011 千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル3階
TEL. 03-3501-2010・FAX. 03-3506-5487)
まで、ハガキまたはファックスでお申し込みください。

 

● 塩ビボトル再生の「小鳥の巣箱」が全国 のペンションに。250ヵ所、約500個

 
 当協議会で製作した塩ビボトルのリサイクル品「小鳥の巣箱」が、去る1月、日本ペンション協会の協力により同会メンバーの清里高原ねむのきペンション、伊豆高原ペンション四季他250ペンションに届けられました。配布個数は合計約500個(1ヵ所2個平均)。
 まもなく、各地からひな鳥の便りも届くことでしょう。
 

● 硬質塩ビ板協会平板部会の欧州調査団 報告から。塩ビ忌避への一致団結に感銘

 

 硬質塩化ビニール板協会の平板部会が昨年11月に派遣したヨーロッパ塩ビ事情調査団の報告書がまとまりました。一行はヨーロッパの塩ビおよび塩ビ板の需要動向調査を主目的に、併せてオランダの塩ビパイプ・継手のリサイクル現場(WAVIN)と、ドイツの床材のリサイクル現場(AGPR:TROPLAST)を視察。「塩ビ忌避の誤った世論を払拭し、製品市場を守ろうとするヨーロッパ塩ビ業界の意欲」「この目的を果たす手段としてマテリアルリサイクルの実践がベストであるという信念と、関係業界が一致団結してこれを実践している姿」に、大きな感銘を受けたとのことです。以下は報告書の一節から──。
 
 ・ヨーロッパの塩ビ業界が現在力を入れていること は、「塩ビがマテリアルリサイクルしやすいプラス チックであることを、実際にリサイクルを実践し て証明すること」。このことが市場および一般社会 の塩ビ批判の誤りを払拭している。
  (TROPLAST;Dr.Piotrowki)
 ・「マテリアルリサイクルを推進している最大の力、 成功のポイントは、塩ビの環境問題に業界が一致 団結して取り組む、その意志と体制である」
  (WAVIN;Mr.Bredewold)