1993年6月 No.5
 

 プラスチックの種類と用途
   
生活のさまざまな場面で利用される<熱可塑性プラスチック>

 

  ひと口にプラスチックといっても金属と同じように種類も多く、それぞれの種類によって用途も違ってきます。この頁では、プラスチックの種類と用途についてご紹介します。

 

  今日つくられているプラスチックは、熱を加えたときの性質から<熱可塑性プラスチック>と<熱硬化性プラスチック>の2つのタイプに分けることができます。簡単に言えば、熱を加えると柔らかくなり、冷やすと固まる性質を持つのが<熱可塑性>、逆に熱を加えると固くなるのが<熱硬化性>です。
 <熱可塑性>は、一度固まっても熱を加えると再び柔らかくなるチョコレートと同じような性質を持っているため<熱硬化性>に比べて用途も幅広く、生活のさまざまな場面で利用されています。 塩ビは<熱可塑性プラスチック>のひとつですが、以下にその主な種類と用途を整理してみました。